virtualenvを利用すれば、anacondaよりもかんたんにPythonの仮想環境を構築できる。

今回はvirtualenvをWindows環境で利用し、別のバージョンのPythonが動作するようにする。

anacondaをやめて純正にする(飛ばしてもOK)

筆者の感想だが、virtualenを使うということはanacondaは不要ということだ。

残っていても気持ち悪いので、anacondaはアンインストールしよう。

それが終わったら以下のURLにアクセスし、
https://www.python.org/downloads/windows/

お好きなバージョンのところの「Download Windows installer (64-bit)」をクリックする。

あとはインストーラーを実行して、すすめていくだけ。

「Add Python ○○ to PATH」にチェックを入れると良いだろう。

本題

まずvirtualenvをインストールする。コマンドプロンプトを開き、以下コマンドを実行する。

pip install virtualenv

その後、https://www.python.org/downloads/windows/にアクセスし、インストールしたいバージョンのPythonを探す。

ただし、バージョンによってはwindows向けのインストーラーが用意されていない場合があるので、探す必要がある。

例えば、3.6.10のインストーラは存在しない

この場合は、3.6.8を代わりにインストールしよう。最初の二桁の数字が対応していれば特に問題は生じない。

インストールしたいバージョンの、Download Windows installer (64-bit)をクリックする

赤枠で囲った、インストール先の場所をメモしておく。

「Add Python 3.6 to PATH」をクリックすれば現在PCに入っているデフォルトのPythonのバージョンが置き換えられるが、本題とそれるのでチェックは外しておく。

virtualenvで仮想環境を作成する

先程メモしたインストール先(C:\Users\aaa\AppData\Local\Programs\Python\Python38)の末尾に、\python.exeを付け足し、

コマンドプロンプトで、下記コマンドを実行する

virtualenv -p C:\Users\aaa\AppData\Local\Programs\Python\Python38\python.exe hogehoge

hogehogeは好きな名前。

正しくできれば、hogehogeという名前のフォルダが作成され、中にいくつかのファイルが作成される。これが仮想環境となる。

下記コマンドを実行すれば、仮想環境に入れる

hogehoge\Scripts\activate
python --version