LINEのスクリーンショットが証拠として使われる機会は意外と多い。例えば友達との喧嘩など些細なものであったり、日本人の多くが使っている連絡ツールとして、裁判の物的証拠として使われることもあるかもしれない(?)。芸能人の不倫ニュースでも使われるね。

ただこれは端末のroot権限さえ取ってしまえば簡単に変更できてしまう。今回はそれで遊んで実験してみました。Androidの手順を紹介するが、iPhoneでも脱獄済みであれば可能。ただ少しテーブル構造が変わっていた気がする。

環境

  • root化済みBluestacks (sdk 25 android 7.1 nougat)
  • Line (version 10.21.3)

改変前

手順

ターミナルアプリを入れる

なんでも良いですが今回はTermuxを利用しました。Android Terminal Emulatorは日本語がうまく動作しなかったのでこっちで。ADB接続でもOK

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.termux

Termux

「su」と入力し実行すると、リクエストが飛んでくるので許可する

LINEのチャット履歴は「/data/data/jp.naver.line.android/database」内の「naver_line」に保存されているので「sqlite3」で開く。

su
cd /data/data/jp.naver.line.android/databases/
sqlite3 naver_line

開始がsqlite>に変わる。トーク履歴保存に使っているテーブルは「chat_history」で、「content」に送受信したテキストデータが保存されている。

select id, content from chat_history;

ここでidを指定してcontentを書き換える

update chat_history set content = 'こんばんは!!!!!!!!!!' where id = 2;

LINEを開いて確認すると、文字列が変わっているのがわかる。

ここまでのterminalのスクショ

今度はメッセージを増やしてみる。

一時的なテーブルに「chat_history」のコピーを作成する。idはプライマリーキーなので重複が発生しないように10位増やしておく。それを「chat_history」に戻してあげればOK。これを5回繰り返します。

create temporary table tmp as select * from chat_history;
update tmp set id = id + 10;
insert into chat_history select * from tmp;

とっても仲の良い感じになりました。

因みに受信した方はどうなるかというと、全く初期のままです。まぁそれはそう